目を酷使した時に行うアイシングの方法

この記事では目を酷使した時のケアとしてオススメの「アイシング」の方法について私なりにまとめています。


アイシングを行う目的とは


眼球、眼球に繋がる筋肉、瞼の周囲にある筋肉、あるいは目の周囲にある神経などを働かせると、周囲のエネルギー代謝が上がり、血管が拡張され、血流が促進、温度も上昇します。これは目だけでなく、例えば腕や足などの筋肉を使った際にも起こる反応であり、効率良く細胞を働かせるためには必要な事です。しかしそれは「活動させるために適した状態」であり、そのままでは細胞は休む事ができません。つまり細胞を休ませるためには、「休養のために適した状態」にする必要があります。

また目を酷使した後では、疲労だけでは済まず、筋肉などが物理的に損傷してしまう事もあります。それが痛み、熱、腫れなどとして現れたのが「炎症」です。この炎症も、それ自体は損傷した組織を保護・治癒するために必要な反応ですが、実はこれが必要以上に行われてしまうと、健康だった組織にまで範囲が広がってしまい、逆に治りが遅くなってしまう場合があります。つまりその反応をコントロールする必要がある訳です。

そこで「アイシング」です。アイシングを行って患部を冷やすと、目の周囲にある組織の温度が下がり、代謝が一時的に低下、また血管が収縮され、血流も抑えられます。これによって活動的だった細胞を鎮めると共に、炎症が起こっている場合、その範囲を最小限に留める事ができます。熱や腫れ、あるいは痛みを感じたら、すぐに安静にし、2日程度は目の周辺を冷やすと良いでしょう。

尚、アイシングですが、腕や足などのように「シップ」は使えませんので、基本的には氷水を入れた袋、あるいは市販されているアイスパックなどをタオル越しに当てて冷やすと良いでしょう。またアイシングを行うタイミングですが、これは目を使った直後や寝る前が良いでしょう。寝ている間も良いのですが、目だけでなく脳が冷えたり、氷の重さで目が圧迫され、睡眠の質が下がる可能性もあるので、その辺は上手く工夫しましょう。

ただし目に対して最も効果的なケアは「睡眠」です。睡眠時間が少なかったり、寝る直前まで明るい画面を見ていたり、寝始めるのが遅く、遅寝遅起きになっていたりなどすれば、いくら冷やしても目は休まりません。睡眠を重視しましょう。この他、目を使った後には長風呂は厳禁です。血流が増加するため、痛みが増す可能性があるからです。風呂の時間は控えめにしましょう。


「冷やす→温める→冷やす・・・」を繰り返す


目の周囲を冷やし続けると周囲の血管が収縮し、血流が抑えられます。しかし単に冷やし続けるだけでは血流が滞り、むしろ患部へ必要な酸素や栄養素などが送れなくなってしまう可能性があります。また老廃物も溜まりやすくなり、上手く排出できなくなってしまうという事も考えられます。よってある程度の痛みや腫れなどが引いた後に限っては、患部の様子を見て「数分冷やす→数分温める→数分冷やす・・・」というように、冷やす事と温める事を交互に繰り返すようにする方法をオススメします。

これは目だけに限った事ではありません。例えば肩コリも日本人が悩まされやすい症状の一つですが、これに関しても、単に冷やし続けるだけというのは、かえって血流が滞り、逆効果になってしまう事があります。痛みや腫れが引くまでは冷やし続け、引いた後では少しずつ常温に置いたり、あるいは少し温熱タオルで温めたりする時間を設け、アイシングと交互に行う事をオススメします。尚、もし数日アイシングをしても痛みが引かない場合、自力では治療できない損傷がある可能性があります。できるだけ早くお医者さんに見てもらいましょう。特に目の場合は早急に処置すべきです。

ただし痛みが引いたばかりの時に温め過ぎると、今度は逆に患部の痛みや炎症が再発するという事もあるので、まずは少し常温で様子を見ながらという形になります。そうして少しずつ常温の時間を増やしていき、慣らしていきながら、温める時間を少しずつ増やしていくようにします。これにより自分の体で起こる反応を上手くコントロールする事が重要です・・・まぁ実際にはその見極めはかなり難しいですけどね。

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