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zoom RSS 生活習慣も遺伝する?目の健康との関係

<<   作成日時 : 2018/12/16 15:07   >>

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視力には遺伝が大きく影響するとよく言われます。しかし普段は気にしないような、日常的に行っている些細な習慣の中に、目の健康に悪影響を与える要素が潜んでいる事もあります。特に「親からの生活習慣の遺伝」は、何の疑問も持たずにそのまま受け継がれてしまう事も多く、自分ではなかなか気付きにくいものです。ここではそんな「生活習慣の遺伝」について私なりにまとめています。


遺伝子は確かに重要、ただし全てが見た目に現れる訳ではない


遺伝が関係すると言われている要素を考えてみると、例えば糖の消化・分解・吸収・代謝の効率、脂肪の消化・分解・吸収・代謝の効率、蛋白質(アミノ酸)の消化・分解・吸収・代謝の効率、糖・蛋白質からの脂肪への変換、コレステロールの合成(脂肪から)、性ホルモンの合成(コレステロールから)、成長ホルモンの合成(アミノ酸等から)、甲状腺ホルモンの合成(アミノ酸・ヨウ素等から)、セロトニン等の合成(アミノ酸等から)、それらの様々な代謝に関わる酵素の合成、それらの反応で作られる不要な物質の排出する能力、それらの反応を調節する能力・敏感さ、それらの反応により体の状態がどちらかに偏った時、そのバランスを取る能力(恒常性)なども挙げられます。

またストレスを受けた際に起こる心身の反応(神経系)、セロトニンなど精神状態に関わるホルモンの分泌機能、成長ホルモンを分泌する脳下垂体の機能、性ホルモンを分泌する機能、甲状腺ホルモンを分泌する甲状腺の機能、エネルギー代謝で重要なミトコンドリアの機能、各組織へ運ぶ血管の弾力性や血液の元々の構成成分、筋肉における速筋・遅筋の割合などなど、それぞれの組織の構造にも遺伝は深く関係していると言われています。

目の健康に関わる要素を考えてみると、例えば眼球やその眼球の周囲にある組織の構造(筋肉、靭帯、神経、網膜、水晶体、瞳孔等)の他、それらの組織に栄養を送るための血管の太さ、血液中の成分(血球、血栓、血糖値、コレステロール値、中性脂肪、水分、酸素、二酸化炭素、アミノ酸、各種ホルモン、老廃物等)、血液を送るための心臓の能力、酸素・二酸化炭素を循環させる肺の能力、栄養を代謝する胃腸・肝臓・腎臓の能力などが挙げられます。尚、血液は全身を回っているので、実際には全身に存在する細胞の代謝(特に筋肉)も目の健康には関係しています。

しかしどれだけ生まれつきの遺伝子が優秀であっても、その遺伝子が陽の光を浴びるかどうかは、その後の生活環境によって大きく左右される事があります。例えば生まれつき神経伝達がスムーズにできる神経を持っている子どもでも、脳などの神経細胞へスムーズに栄養を供給し続けるためには、やはり規則正しい生活習慣を続ける事が重要です。また脳を使ったら休めるのが睡眠で、その脳に栄養を補給するのが食事、更にその栄養を効率良く送るのが運動です。それらが全て揃っていなければ、いくら生まれつき優秀な遺伝子を持っていても、その遺伝子は効率良く働いてはくれません。

別の例で説明すると、例えば筋肉における速筋と遅筋の割合は遺伝によって決まり、速筋の割合が高いほど瞬発的な競技に向いていて、逆に遅筋の割合が高いほど持久的な競技に向いている事になります。この割合はどんなに筋肉を鍛えても変える事ができないとされているので、どうしても生まれながらにしてスポーツへの向き・不向きが決まってしまいます。しかしその割合が影響するのは「ある程度の競技レベル」での話です。技術が拮抗している者同士の競争であれば、確かに速筋と遅筋の割合による「差」が成績として表れるでしょうが、一般人レベルではそこまで自分を追い込む事自体が珍しく、実際には気にする必要はないものです。

これは別の言い方をすると、『遺伝子の全てが見た目に「分かりやすい形」で現れる訳ではない』という事だと私は思います。競技レベルの低い環境、例えば体育の授業なんかでは「速筋の割合が高いのに持久的な競技を行っている」「遅筋の割合が高いのに瞬発的な競技を行っている」という事も多いため、足が速い人は「他の人より体の使い方が上手いから足が速い」のであって、「足が速い=速筋の割合が高い」とは限らないはずです。そのように、見た目と遺伝子は必ずしも一致しないのです。

何が言いたいのかというと、例え自分の両親あるいは親族の視力が皆低かったとしても、それは単に「視力に良い影響を与えるような遺伝子が、何らかの理由で、見た目に分かりやすい形で現れなかっただけ」という場合も考えられ、実際には視力に良い影響を与えるような遺伝子を持っているかもしれません。前述してきたように遺伝子は見た目だけでは誰にも分からないのです。「遺伝だから」と言って何もしない内から諦めてしまうのではなく、その「何らかの理由」を考え、分析し、良い影響を与える遺伝子を最大限活かすよう努めるべきでしょう。親なら自分が視力が悪い事で苦労したのであれば、自分と同じ苦労を子どもに味合わせたくないと思うのが当然のはず。今できる事から少しずつ積み重ねていく事が重要ではないでしょうか。


生活習慣に対する根本的な考え方を改めよう


目の健康を考える時、特定の食べ物や特定の栄養素ばかりを集中的に食べ、それに固執してしまいがちです。また逆に目の健康に悪いとされる食べ物や栄養素を、極端に制限してしまうという事も多いです。何故そのような事をしてしまうのかというと、これは単純に自分の一番身近にいる親(あるいはテレビや本などがもたらす情報など)がそうだったからです。これは「生活習慣の遺伝」とも言えると思います。

しかし目の健康は何も食習慣だけに左右される訳ではありません。食習慣以外のどこかに「目の健康を悪化させる要素」があり、それを意図せずに継続している場合、いくら目に良い効果があるとされる食べ物や栄養素を摂取しても、「摂らないよりマシ」程度の結果にしかなりません。せっかく栄養素を摂取するのなら、それが「効率良く利用されるような状態」にする事の方が先決であり、食習慣にばかり注意が向くと、それを見落としてしまいます。

まず優先すべきなのは睡眠習慣の改善です。何故睡眠習慣なのかというと、単純に1日に行う生活習慣の内、最も大きな割合を占めているからです。しかしながら難しく考える必要はありません。睡眠習慣を改善すると言っても、単純に「平日休日問わず、同じ時間に寝て、毎日同じ時間に起きる」「明るくなったら起きて、暗くなったら寝る」「十分な睡眠時間を確保する(9時間が理想)」「睡眠環境を整える(枕や布団等)」・・・それらを毎日続けるだけです。特に睡眠は昼間の活動によってその「必要性」が増します。これはどういう事かと言うと、昼間に分泌され活動力の源になるセロトニンと、睡眠中に分泌されて睡眠の準備を促すメラトニンというホルモンがあり、実はこのメラトニンはセロトニンから作られているのです。つまり「活動と休息のメリハリ」こそが睡眠習慣を改善する鍵です。

また太陽の光はそのセロトニンの分泌を促すと言われています。特にセロトニンはドーパミンやノルアドレナリンなど、精神状態に関わる様々なホルモンをコントロールする役割もあるので、太陽の光を浴びればそれだけで精神的に安定しやすくなり、ストレスコントロールもできるようになります。つまり昼間の内に十分な太陽の光を浴びる事では、メラトニンの分泌を促して睡眠習慣を改善するだけでなく、そのようにセロトニンを分泌して精神安定剤、あるいは体内時計のような役割も果たし、幸福感ももたらしてくれるのです。睡眠習慣の乱れやストレスが目の健康に良くないのは周知の事実ですから、その積み重ねは非常に重要です。

もちろん目の健康に食習慣の改善が必要なのは言うまでもない事ですが、食習慣の改善は必ず運動習慣の改善とセットで考えるべきです。何故なら、それぞれの栄養素の必要量やそれを代謝する際の効率などは、基礎代謝及び運動量によって大きく変わるからです。特に糖・蛋白質・脂肪のようなエネルギーとなる栄養素の代謝が適切に行われるためには、それらが「必要な状態にしておく事(基礎代謝を上げる事)」が重要で、それを作るのがやはり運動です。

例えば激しい運動を行って筋肉にストレスを与えると、そのストレスから身を守ろうとして筋肉の細胞が次第に大きくなり、またその筋肉を維持しようとします。これは環境へ適応するための能力の一つであり、いわゆる「筋トレ」はその仕組みを利用したものです。特に筋トレを行うと、糖・蛋白質・脂肪といったエネルギーとなる栄養素の必要量が増え、それに関わる様々な代謝が促され、更には心臓より遠い場所にある細胞への血流も促されます。またその代謝に必要なビタミンやミネラルなどの栄養素も当然必要量が増える事になります。それらによって摂取した栄養素が効率良く消化・吸収・利用できるようになれば、食習慣単独あるいは運動単独を改善するよりも、積み重ねによる効果は大きくなります。

尚、ここで説明している睡眠、食事、運動に対する考え方は、ごく基本的な事だけですが、非常に重要な事だらけです。しかし「当たり前」とされている事を何も考えずそのまま受け入れている人では、こういう基本的な事にも気づく事ができなくなってしまいます。ダイエットなんかがそうです。「痩せる」という事が一番上に来ると、基本的な事や本当に重要な事がどうしても二の次にされてしまいます。親から受け継いだ当たり前の習慣、あるいは多くの人が行っている当たり前の事にこそ、疑問を持つべきです。


親からの「生活習慣の遺伝」に注意する


前述のように、確かに視力には生まれ持った遺伝子による影響が少なからず存在すると思います。しかしそうして一つ一つの生活習慣に注意深く目を向けてみれば、まだまだ改善すべき細かな点はたくさんあり、それを毎日積み重ねる事による影響は、我々が想像する以上に大きなものです。

例えば1日6時間の睡眠をしているとして、それを毎日毎日積み重ねていけば、数年後には相当大きな積み重ねになっているはずです。もしその1つ1つが悪い習慣だったら・・・と考えると、その影響は計り知れません。また例えば親が食事制限メインのダイエットに一生懸命だったなら、その影響で子どももダイエット志向になる可能性があります。現代の日本人の持つダイエット志向は「〇〇を食べたら痩せる」「〇〇を避ければ痩せる」「〇〇を食べたら健康になる」「〇〇は健康に良くない」など食習慣の事だけを考えた極端なものばかりであり、それが毎日積み重なっていたらと考えると、やはりその影響は非常に大きいものです。それでは知識も身につきません。

子どもにとっての親の行動というのは「正しい」と思うのが普通で、むしろ疑問を持つような子どもの方が珍しいと思います。つまり子どもは、そうした親が当たり前のようにしている習慣を、何の疑問も持たずにそのまま受け継ぎ、それを大人になった今でも継続してしまいます。そうして親から受け継いだ習慣の中で、もし「目の健康を妨げるような悪しき習慣」があったとしたら?それが毎日積み重なっていたら?と考えるとどうでしょうか。これは私の個人的な考え方ですが、そのような「当たり前とされている事」の中にこそヒントがあると思うのです。

もちろんこれは親からの影響に限りません。親が元にしている情報源には例えばテレビ、本、新聞、週刊誌など、最近ではネットもありますが、それらからもたらされる情報は必ずしも正しいとは限りません。大きなお金が動けば事実は二の次になり、実際よりも効果が誇張されて我々の元に伝えられます。特に日本人は集団主義が強く、多くの人が行っている事を正しい事と強く信じ、それを何の疑問も持たずに取り入れてしまいます。そこに大きな落とし穴があります。何も考えない事=何も知らないという事です。知らない方が良い事ももちろんあるでしょうが、実際には損しかありません。これは少しスケールの大きい話ですが、「知らない」事を良いように利用され、それで経済が回っているのだとしても、長期的に考えればそれは日本人にとって、日本という国にとってマイナスになります。

悪しき習慣はどこかで断ち切らなければなりません。例え親とその子どもであっても「別の人間」であり、親にとっては当たり前の事でも、それが子どもにとっても当たり前であるとは限りません。遺伝がどうこう言う前に、まずは「自分が当たり前のように行っている習慣」に目を向けるようにしましょう。

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