視力トレーニング・ピント合わせ編(簡易版)

瞳孔から入った光はその裏側にある「水晶体」を通り、最終的に眼球内部の一番奥にある「網膜」に到達します。瞳孔は目の中に入る光の量を調節し、水晶体は筋肉によって薄くしたり厚くしたりする事で、網膜にピントを合わせる役割を持っています。「視力(静止視力)」とはそのピントを合わせる能力の事で、それに関わる筋肉が衰えたり、あるいは水晶体の柔軟性がなくなると視力は低下してしまいます。ここではそんな視力に関わる筋肉をトレーニングするための方法について簡単に紹介しています。


二点へ交互にピントを合わせるトレーニング


まず片方の目を閉じます。続いて左右の手どちらでも構わないので、人差し指を顔の前へ出し、開いている方の目のちょうど正面になるように配置します。この時、その指の位置はできるだけ手前、すなわち開いている方の目で「ギリギリピントを合わす事のできる位置」にしておきます。

続いて、もう片方の人差し指も出し、こちらは逆に腕を目いっぱい遠くへ伸ばし、できるだけ奥に配置します。この時、奥に位置している方の人差し指は、手前に位置している人差し指とできるだけ一直線(自分を上あるいは横から見て一直線)になるようにしますが、手前の指よりは少しだけ上あるいは横へずらして配置します。これは完全に一直線になると正面から見えなくなってしまうので、少しだけずらす事で、一直線でも奥の指が見えるようにしています。

その状態になったら、最初は手前にある人差し指の「指先」にピントを合わせます。頭及び顔は可能な限り動かさずに、素早く、目だけでピントを合わせるようにしましょう。そうしてピントが合ったのを確認したら、今度は奥に位置している人差し指の、やはり「指先」へピントを合わせます。これをできるだけ素早く交互に行います。慣れるまではゆっくりとピントを合わせても構いませんが、できるだけ素早く行う事で、よりトレーニング効果が高まります。これを左右の目それぞれで、数十回ずつ繰り返しましょう。またその後は両目でも行いましょう。両目で行う場合、眉間に両手の人差し指を配置して行います。

尚、この方法では手前の指にピントを合わせた後、奥の指にピントを合わせていますが、指ではなくボールを利用したり、例えば壁・紙・画面にある小さな文字にピントを合わせるなども効果的です。また対象を前後ではなく、左右、上下、対角線上(斜め)などに配置し、同じように交互に素早くピントを合わせるというような方法も考えられます。その際も顔及び頭をできるだけ動かさないように注意しましょう。

その他、パソコンの画面にランダムに点を表示させて、それにピントを合わせる方法では反射神経を鍛えるトレーニングにもなります。もちろんその際も頭はできるだけ動かしません。一方、逆に視点を中心に固定したまま、敢えてピントを合わせないようにする事では、周辺視野を鍛えるトレーニングを行う事もできます。


このトレーニングを行うタイミング等


このトレーニングを行う効果的なタイミングは、特に「長時間ピントを固定した後」です。例えばパソコンを使って仕事をしている人、あるいは手元で細かな作業をしている人、スマホを長時間見ている人などでは、長時間ピントが固定され、ピントを合わせるための筋肉が凝り固まった状態になります。上記のトレーニングはそんな時にオススメです。

ただし目を酷使した後にこれを行うと、人によっては目眩や吐き気を催す事があります。その場合、まずはアイシングを行って冷やし、その後に温めて血流を促し、また目の周囲のマッサージを行い、その後で行うと良いかもしれません。目を使った後に更に動かす事で、逆に疲れて悪化してしまう事も考えられるので、決して無理して行う必要はありません。


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