暗い場所で本を読むと目が悪くなる?

視力低下の原因として「暗い場所で本を読むと目が悪くなる」という事がよく言われます。ここではそれについて私なりにまとめています。


問題なのは明暗の「極端さ」


「瞳孔」は目の中に取り入れる光の量を調節する役割があります。そのため暗い場所では目の中により多くの光を取り入れようとし、瞳孔が大きく広がるという反応が起こります。これは無意識に行われる反応であり、例えばカメラのように自分の意志で調節する事はできません。

そのような暗い場所では「目の機能を最大限に活動させた状態」になります。何故なら、暗くて視界が不明瞭な場所というのは、生物にとっては命に関わるような危険な場所だからです。つまり自分の身を守るため、神経系を活発に動かしているので、光に対して非常に敏感な状態になっています。その状態が長く続いた後、例えば急に強い光を浴びる事では、神経系などが物理的なダメージを受け、視力が一時的、あるいは永続的に低下してしまう事があります。その頻度はできるだけ少ない方が目の健康には良いでしょう。

また例えば「日食(太陽が月に隠れる)」を直接見る事によっては、網膜が火傷をし、二度と視力が戻らないというような事もあるそうです。そのような強い光の場合、暗い場所だからというのは関係ありません。強い光はできるだけ直接見ず、また反射する光もできるだけ避けた方が良いでしょう。

その他の例で言えば、遊園地のアトラクション、映画館、コンサートなどを見る時、その場所の照明は極力落とすのが基本だと思います。何故ならその方が余計な光が入らず、舞台あるいはスクリーンが綺麗に見えるからです。また家の中でも、例えばホラー映画やゲームなどでは、部屋を暗くした方が雰囲気が出る事も多いです。しかしその分、前述した暗い場所にいる間の目や脳の反応、またその場所から開放された時の反応というのは大きくなり、その反応が大きいほど負担も大きくなります。特に脳への負担は想像以上に大きなもので、それがストレスとなり、ホルモンバランスの悪化、更には精神状態の悪化にも繋がる事があります。

好きな事をする時、例えば映画が好きな場合、そればかりをしてしまいます。時には目や脳を休める事も考えましょう。


目のケアを怠るべきでない


最近では「暗い場所での読書は、視力を低下させる直接的な原因にはならない」という事が明らかになっています。しかし前述のように、暗い場所から急に明るい場所に出た時、あるいは暗い場所で強い光を見た時、それが視力低下の原因になるという事は十分にあり得る事です。

また明るさに関わらず、「疲労が蓄積する事による視力低下」は誰でもあり得る事です。特に目にも「許容するスタミナ」はあるはずで、それを上回るような事を毎日繰り返せば、当然目にとっては良くありません。寝る前に本を読むという人もいると思いますが、それは定期化すべきではありません。数日おきにするなど調節し、時には目や脳を労るべきでしょう。

ちなみに寝る直前に脳を刺激すると、睡眠に必要なメラトニンの分泌を阻害し、睡眠の質を低下させます。特に明るい光にそのリスクがあります。その意味でも、寝る前は、寝るための準備に心身を委ねるべきです。

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